【7月27日 AFP】(一部更新)ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で26日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)が、厳重に警備されたホテルに大規模な自動車爆弾攻撃を行い、治安当局者によると少なくとも13人が死亡した。

 標的となったのは、中国、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)の外交使節団が置かれ、ソマリア政府高官や外国人の人気も高いジャジーラ・パレス(Jazeera Palace)ホテル。中国政府は27日、中国大使館職員1人が死亡し、3人が軽傷を負ったと発表した。

 アルシャバーブは今回の自爆攻撃をソマリア南部にある同組織の基地がエチオピア軍の攻撃を受けた際に死亡した「無実の民間人数十人の殺害への報復」だとしている。

 この自爆攻撃は、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が訪問先の隣国ケニアを離れ、エチオピアに向う中で起きた。両国ともアルシャバーブと戦うアフリカ連合(African Union)軍への主要な部隊派遣国だ。(c)AFP