【10月31日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2015)に参戦するモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が、25日に行われたマレーシアGPでレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)を蹴ったとして受けた処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服を申し立てた。

 総合王者争いでチームメートのホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)に7ポイント差をつけて首位に立っているロッシは、11月8日に行われる今季最終戦のバレンシアGPで最後尾からのスタートという処分を受けている。

 ロレンソが同グランプリを制した場合、ロッシは最後尾から2位に入らなければタイトルを獲得することができない。

 この不服申し立てにより、レース48時間前に最終決定が下されるまで、ロッシへの処分は保留となる。

 国際モーターサイクリズム連盟(FIM)がMotoGPの公式ウェブサイトに発表した声明によると、最終決定は11月6日に下されることになる。(c)AFP