【10月29日 AFP】赤身の肉に発がん性の「恐れ」があるとする国連(UN)の国際がん研究機関(IARC)による警告に対して、ボリビアの保健省は27日、肉好きの人々を元気づけようと、新たなアイデアを発表した。

 ボリビア保健省の食料・栄養部門長のビッキー・アギラル(Vicky Aguilar)氏は「われわれにはラマのようなすばらしい肉がある。(ラマ肉には)適量の摂取であれば健康に良い、低い割合の脂肪が含まれている」と語った。

 ボリビアの先住民族は、コロンブス以前の時代からラマ肉を食べてきた。だが最近になって、高級レストランでもラマ肉の料理が提供されるようになっている。ラマは南米アンデス(Andes)山脈地域原産で、荷物運搬用の家畜として、また、その柔らかでふさふさの毛で知られる。肉は高タンパク、低脂肪だ。

 ただしアギラル氏は、「何であっても食べ過ぎはよくない」とくぎを刺すのを忘れなかった。(c)AFP