【10月28日 AFP】サッカードイツカップ2015-16(German Cup 2015-16)は27日、各地で2回戦が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は3-1で前回王者のVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)を退け、3回戦に進出した。

 バイエルンが5-1で大勝した1か月前のリーグ戦では、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)がわずか9分間で5得点を記録したが、この試合でボルフスブルクを最も苦しめたのは、2得点の活躍をみせたトーマス・ミュラー(Thomas Muller)だった。

 前半のバイエルンは、攻撃的なサッカーで昨季リーグ2位のボルフスブルクを圧倒すると、同15分にはドウグラス・コスタ(Douglas Costa)のミドルシュートで先制した。

 さらに前半20分と34分には、左サイドバックのダビド・アラバ(David Alaba)が上げた絶妙なクロスをミュラーがきちんと得点に結びつけ、バイエルンは3点のリードを手にしてハーフタイムを迎えた。

 バイエルンの主将フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)は、「前半はものすごく良いサッカーができた」と振り返っている。

 後半に入ると試合のペースは緩んだものの、ボルフスブルクは終了間際、マキシミリアン・アーノルド(Maximilian Arnold)のラストパスをスペースで受けたアンドレ・シュールレ(Andre Schuerrle)が、バイエルンの守護神マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)からゴールを奪い、一矢を報いた。

 ドイツ国内ではもはや敵なしのバイエルンは、4連覇を目指すリーグ戦ですでに2位に勝ち点7差をつけており、ドイツカップでも優勝候補に挙げられている。

 ボルフスブルクのディーター・ヘッキング(Dieter Hecking)監督も、「前半については、あれこれ言う必要はないだろう」と嘆いた。

「あんなプレーをしていてはいけない。バイエルンにあと何点か決められて、ぐうの音も出ないくらいやられていた可能性もあった」

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