【10月23日 AFP】女子テニス、国別対抗戦のフェドカップ(2015 Fed Cup)決勝でロシアと対戦する前回覇者のチェコチームは22日、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)を筆頭とする出場メンバーを発表した。

 決勝は、チェコ・プラハ(Prague)のO2アリーナ(O2 Arena)で来月14日から2日間の日程で行われることになっており、クビトバの他に、世界ランク9位のルーシー・サファロバ(Lucie Safarova)、同15位のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova)、同42位のバーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova)が招集されている。

 クビトバとサファロバは、チェコ代表として過去4年で3度のフェドカップ制覇に貢献しており、ペトル・パラ(Petr Pala)監督は報道陣に対して、「毎度のことですが、簡単な選抜ではありませんでした。でも、ロシアを相手に勝てるメンバーを集めました」と述べた。

「ペトラとルーシーは何度も試合に勝利しているので、迷いなく決まりました。カロリーナは素晴らしいシーズンを過ごしています」

 ロシアは、世界ランク3位のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)を筆頭に、同24位のエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova)、同31位のアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova)、そして同111位のエレナ・ベスニナ(Elena Vesnina)が出場することになる。

 ベスニナはダブルスで世界ランク7位、マカロワは同9位の選手となっている。

 両国はフェドカップで過去に5回対戦しているが、そのうち3回は、チェコスロバキアとソビエト連邦時代のものとなっている。チェコはフェドカップで8度の優勝経験があり、対するロシアは4度の戴冠を果たしている。

 ロシアは、昨年のワールドグループ1部1回戦でオーストラリアに4連敗を喫する屈辱を味わったものの、今年は通算11度目の決勝進出を決めた。(c)AFP