【10月23日 AFP】肺がんと診断されたことを公表したサッカー元オランダ代表のヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏に対し、各界から支援のメッセージが寄せられている。

 クライフ氏が現役時代1973年から1978年まで在籍し、1988年から1996年まで監督を務めたスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は22日、クラブの幹部がセレモニーでクライフ氏に対してメッセージを送ったことを明らかにしている。

 バルセロナはツイッター(Twitter)で、「(クラブ幹部の)スサナ・モンヘ(Susana Monje)さんがスピーチの前に、肺がんを公表したヨハン・クライフ氏に対する応援のメッセージを送りました」と発表している。 

 バルセロナではまた、ジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長がスペイン語と英語で、「ヨハン、君はこの戦いにも勝つだろう!クラブ全体で君を支える」とツイートしている。

 かつてバルセロナでプレーしたギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏は、「ヨハン・クライフ氏が肺がんと診断されたと知ってとても残念だ。忌まわしい病気だ。彼がこれからの戦いをうまく切り抜けてくれることを願っている」とコメントした。

 バルセロナは公式ウェブサイトで、1988年にクライフ氏が監督に就任して以降、クラブは「再び素晴しい内容と結果が伴うようになった」と感謝の言葉をつづっている。

 クライフ氏の下でバルセロナは、1990年から1994年にリーグ4連覇を達成し、1992年には「ドリームチーム」でヨーロッパチャンピオンズカップ(European Cup、現在は欧州チャンピオンズリーグ<UEFA Champions League>)を制した。

 元オランダ代表のルート・フリット(Ruud Gullit)氏は、「親愛なるヨハン・クライフ氏、私はあなたがファイターだということを知っている。数々の戦いに勝ってきたあなたなら、今回も勝つことができる」とツイートしている。

 オランダサッカー協会(KNVB)は声明で、「ヨハン・クライフの病気のニュースにショックを受けています。彼と彼の家族の幸運を祈り、サポートを約束します」と発表している。

 そして国際サッカー連盟(FIFA)は、「ヨハン・クライフの一刻も早い回復を願います。これは乗り越えなければならないもう一つのチャレンジです」とコメントした。(c)AFP/Jan HENNOP