南半球勢が4強独占も―豪の決勝PKが議論の的に ラグビーW杯
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【10月19日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)は18日、準決勝進出チームが出そろい、大会史上初めて4強すべてが南半球勢となった。
17日に行われた準々決勝で南アフリカ代表が23-19でウェールズ代表に、ニュージーランド代表が62-13でフランス代表を下し4強入りを決めると、この日行われた試合ではアルゼンチン代表が43-20でアイルランド代表を退け、オーストラリア代表が35-34とスコットランド代表に逆転勝利を飾った。
しかし、オーストラリアのバーナード・フォーリー(Bernard Foley)が試合終了間際に決めた逆転のペナルティーゴールが、議論を巻き起こしている。
リプレー映像では、クレイグ・ジュベール(Craig Joubert)主審が下したオーストラリアの逆転勝利につながるペナルティーの宣告は、誤審であることが示された。南アフリカ出身の主審は、ノーサイドの笛を吹いた後、スコットランドのサポーターからのやじやブーイングを受ける中、ピッチから走り去った。
試合は風雨の中スコットランドが34-32とリードしていた場面で、スコットランドのジョン・ウェルシュ(Jon Welsh)をオフサイドと判定したことでジュベール主審はトラブルに見舞われた。ウェルシュがオフサイドのポジションとなる前には、オーストラリアのニック・フィップス(Nick Phipps)がボールに触れていた。
フィップスは意識的にルーズボールを勝ち取ろうとしていたと試合後に語っており、この場合ペナルティーが与えられることはない。
試合のテレビ解説を務めた元スコットランド代表のギャビン・ヘイスティングス(Gavin Hastings)氏が、審判批判の口火を切った。
「もしクレイグ・ジュベールに再び会うことがあれば、どれだけうんざりしたかを伝えることにする。あんなふうに試合終了後にピッチから一目散に立ち去るとは、恥ずべきことだ」
また、元イングランド代表のマット・ドーソン(Matt Dawson)氏は、「クレイグ・ジュベールよ、恥さらしのあなたはもう2度と試合をさばくべきではない。あの判定を下した後、よくもピッチから走り去れるものだ!」とツイッター(Twitter)に投稿している。
スコットランドのグレイグ・レイドロー(Greig Laidlaw)はジュベール主審がなぜTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)を使用しなかったのかと疑問を呈したが、ワールドラグビー(World Rugby)は、このプレーがトライにつながるものではなく、不正なものではなかったため、ジュベール主審がTMOを求めることができなかったとしている。(c)AFP