【10月18日 AFP】ボクシング、WBA、WBC、IBF世界ミドル級王座統一戦が17日、米ニューヨーク(New York)のマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)で行われ、WBA王者、WBC暫定王者のゲンナディ・ゴロフキン(Gennady Golovkin、カザフスタン)が8回TKOでIBF王者のデビッド・レミュー(David Lemieux、カナダ)を下した。

 この日も生き生きとしたボクシングを見せてレミューを粉砕したゴロフキンは、にわかに活気を取り戻し始めたミドル級を牛耳り、同時にボクシングの歴史を塗り替えたいと話した。

 IBFのベルトを新たに手に入れたゴロフキンは、「友人やファンに派手なショーを見せられてうれしい。目標はミドル級のベルトをそろえること。新しい物語を作りたい」と話した。

 2万548人の観客の前で、圧巻のボクシングを披露したハードパンチャーのゴロフキンは、試合開始のゴングからカナダ王者のレミューを圧倒し、レフェリーは試合半ばを過ぎたところで、一方的な試合を止める判断を下した。

 ゴロフキンは4回中盤、強烈な左フックでレミューをよろめかせた。さらに続く5回には破壊力のあるボディーへの一撃でダウンを奪ってレミューが膝をつくと、ゴロフキンは失格にならないように慎重にならなければならなかった。

 その後もパンチを浴びせ続けて迎えた8回、レミューはまだ立ってはいたもののレフェリーが試合を止めた。

 レミューは闘争心あふれるボクサーだということを証明し何発かパンチを当てもしたが、パンチ力でもボクシングの技量でも、単純にゴロフキンは格が違った。

 パンチをかわすのが苦手な選手だということも露呈してしまい、ただまっすぐ前進するばかりで、ゴロフキンのジャブやアッパーになすすべなく迎撃された。そのためゴロフキンは、ジャブで好き放題に点数を稼ぐことができた。

 一方、33歳のゴロフキンは、無敗を維持するとともに、連勝を34(31KO)に、連続KOを21試合に伸ばしている。

 元統一王者のマーヴィン・ハグラー(Marvin Hagler、米国)氏と比較されるゴロフキンは、今後の目標について、ミドル級の顔となることを挙げている。米ボクシング界では、派手な振る舞いで話題をさらってきたフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)が引退を表明したことで、さまざまなボクサーがその位置を狙う状況になっているが、この勝利で、ゴロフキンもそうした選手たちの仲間入りを果たすものとみられる。(c)AFP