【10月17日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は16日、米国は北朝鮮と「対話する」準備ができていると述べたが、まずは北朝鮮側が核兵器を破棄しなければならないと警告した。

 ホワイトハウス(Whitehouse)で訪米中の韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領と記者会見したオバマ大統領は、米韓の同盟関係は、朝鮮半島とその周辺地域における「平和と安全の要である」と述べた。

 さらに、「金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記のミサイル計画は、北朝鮮の孤立を深めただけだ」と語り、「朴大統領と私は今日、韓国と米国が北朝鮮を核兵器保有国として認めることはないということを再確認する」と述べた。

 オバマ大統領は「過去にわれわれが問題を抱えた国々と対話する準備はできている」と話したが、「金第1書記は、北朝鮮が核兵器に目を向けている限り、経済的発展を成し遂げることはできないと理解すべきだ」、「金第1書記が、(友好)関係を求め非核化に興味を示すならば、私たちも話し合いの場につくだろう」と付け加えた。

 オバマ大統領はまた、朴大統領が提案する、北朝鮮や韓国、米国、日本、中国、ロシア、モンゴルを含む北東アジア平和協力構想(Northeast Asia Peace and Cooperation Initiative)を「歓迎する」と述べた。(c)AFP