■「FSBはここを離れない」

 ロシアによるシリア空爆は、ロシアメディアのウクライナ紛争の報道に影を落としている。ロシアメディアは、数千キロ離れた場所で政府が行う空爆の報道に何時間も費やすようになった。

 分離独立派の兵士たちは、ロシアからの経済的・軍事的支援が減っているものの、ロシア軍の教官らがまだウクライナ東部にとどまっていることを認めている。

「もはや衝突はなく、多くの兵士は酒を飲み始めた」と、親露派戦闘員のアンドレイさん(42)は言う。「ロシア人は停戦の合意内容を履行するために秩序を回復しようとしている。だが、誰もこれを喜んではおらず、軍を去った者もいる」

FSB(ロシア連邦保安局)のメンバーはここを離れようとしない」と、彼は言う。「戦闘が再開するかもしれないということだ」

(c)AFP/Yulia Silina