【10月14日 AFP】かつて米プロバスケットボール協会(NBA)でプレーし、テレビタレントのクロエ・カーダシアン(Khloe Kardashian)と離婚するまでタブロイド紙の標的になっていたラマー・オドム(Lamar Odom)が13日、米ネバダ(Nevada)州の売春宿で意識不明となり、「生命の危機に瀕している」ことが明らかになった。

 芸能情報サイトTMZによると、2009年と2010年にNBAファイナル連覇を達成したロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の一員だった35歳のオドムについて、米ネバダ州パーランプ(Pahrump)にある売春宿の部屋で意識不明の状態で発見され、病院に搬送されたと伝えている。

 オドムは2009年にリアリティー番組出身のカーダシアンと結婚。2人の結婚式はテレビで放送されたが、2013年にカーダシアンが離婚を申請した。

 その年の8月、薬物依存症の疑惑が何度も報じられていたオドムは、カーダシアンとの間に問題を抱えたことも要因となり、飲酒運転で逮捕されている。

 2010-11シーズンにリーグ最高の控え選手に授与されるシックスマン賞に選出され、アテネ五輪では男子バスケットボール米国代表として銅メダルを獲得したオドムは、ここまでの波乱万丈の人生を過ごしている。

 オドムは12歳のときに母を大腸がんで亡くし、祖母に引き取られると、ヘロイン中毒の父とは子どものころに疎遠となった。

 そしてかつての恋人リザ・モラレス(Liza Morales)との間に3人の子どもをもうけたが、そのうち一人は乳幼児突然死症候群により、生後6か月で亡くしている。(c)AFP