ドルトムント、リバプールの指揮官に就任したクロップ監督を激励
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【10月10日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は9日、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)で指揮を執ることになったユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)前監督に対し、ビートルズ(The Beatles)の歌詞の一部を引用した激励のメッセージを送った。
ドルトムンは公式ツイッター(Twitter)で、「今日ニュースを聞いたんだ!(We heard the news today, oh boy!)コップ(Kop、リバプールのサポーター)とすべてがうまくいきますように、ユルゲン・クロップ!LFC(リバプール)で幸あれ!」とメッセージを投稿している。
「I read the news today, oh boy」から始まるビートルズの曲「ア・デイ・イン・ザ・ライフ(A Day in the Life)」の歌詞を引用したメッセージは、英リバプール(Liverpool)出身であるバンドの「アビイ・ロード(Abbey Road)」のジャケットのように、クロップ監督が横断歩道を横切る写真とともに掲載されている。
このメッセージに対してリバプールは、「ダンケ(ドイツ語でありがとう)、BVB(ドルトムント)!You'll Never Walk Alone(リバプールのサポーターが試合で歌う応援歌)」と投稿し、音楽を絡めながら返信した。
バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の元監督オットマー・ヒッツフェルト(Ottmar Hitzfeld)氏は、クロップ監督はリバプールにとって最適な人物であり、最高のタイミングで就任したとの見解を示している。
ヒッツフェルト氏はスカイ・スポーツ・ニュース(Sky Sports News)に対し、「彼にとって長期的なプロジェクトになることは間違いない」とコメントした。
「彼はそれを土台として大きな成果を手にするだろう。彼の感情表現豊かな性格や熱狂的な一面は、リバプールに100パーセントなじむだろう」
ヒッツフェルト氏はまた、クロップ監督が選手の移籍に関しても発言権を持つことにより、リバプールはさらに強化されると考えている。
その一方で、独日刊紙ウェルト(Die Welt)は、高い評価で仕事を引き受けたクロップ監督に対し、10位に低迷するチームの復権を託されたことで、ファンから寄せられる期待の大きさに警鐘を鳴らしているが、リバプールを変えるためには「時間と忍耐」が必要になるとしている。
「クロップ監督に対しては、めまぐるしく動くプレミアリーグという環境ですぐに結果を出すという期待は大きいが、彼はその名声をすぐに失ってしまう可能性もある」
(c)AFP