【10月9日 AFP】(一部訂正)テニス、中国オープン(China Open 2015)は8日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-2、6-1で中国ナンバーワンの張択(Ze Zhang)を一蹴し、ベスト8進出を決めた。ジョコビッチは、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が保持する同一大会での最多連勝記録に迫りつつある。

 世界ランク1位のジョコビッチは、地元の期待を背負った同219位の張を55分足らずで退けると、6大会連続の準々決勝に駒を進めている。

 出場した過去5大会すべてで優勝を飾っているジョコビッチは、この勝利で同一大会26連勝を収め、ジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏の記録に並ぶと、ナダルが全仏オープンテニス(French Open)で記録した31連勝も視野に入ってきた。

 ジョコビッチは、「記録が毎年モチベーションになっているし、過去の実績が自分に自信を与えてくれる」と述べている。

 それでも、この日一番の話題をさらったのは、ツアー歴代最多エース記録を更新したイボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic、クロアチア)だった。

 211センチの長身を誇るカルロビッチは、パブロ・クエバス(Pablo Cuevas、ウルグアイ)を相手に26本のサービスエースをたたき込み、エース数が通算1万247本に到達すると、1万237本を記録した同胞のゴラン・イワニセビッチ(Goran Ivanisevic)氏を上回った。

 それでもカルロビッチは6-7、6-7で世界ランク37位のクエバスに敗れ、1回戦でトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を破った同選手の勢いを止めることができなかった。(c)AFP/Talek HARRIS