フェレールとロペスが決勝へ、キリオスは敗退 マレーシア・オープン
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【10月4日 AFP】男子テニス、マレーシア・オープン(Malaysian Open, Kuala Lumpur 2015)は3日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)と、第2シードのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)が決勝で対戦することが決まった。ロペスは準決勝で問題児ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)を下し、スペイン勢対決に駒を進めている。
フェレールは、1セットダウンから逆転し、2時間5分の激闘の末に3-6、6-2、6-4でドイツのベンジャミン・ベッカー(Benjamin Becker)を下すと、「フォアハンドをもっと攻撃的に打つ必要があった。第2、第3セットではそれがうまくいったように思う」と振り返っている。
「彼とは一度しか対戦したことがなかったけど、今日は自分の状態が良かったから、日曜日(4日)もこの安定感を保っていきたい」
過激な発言などで問題児のイメージがすっかり定着したものの、マレーシアでは感情を抑えたキリオスは、準決勝で13本のサービスエースを記録したが、巧みなドロップショットとボレーを駆使したロペスに6-7、6-7で敗れ大会から姿を消した。
ロペスのウイナーをたたえる場面もあったキリオスは、「今日は自分も良い感じだったけど、向こうが半端じゃないボレーを出してきた。そういうのは評価しなきゃね」とコメントした。
「良い試合だったし、彼は勝利するにふさわしいプレーをしていたと思う」
キリオスは、エストリル・オープン(Millennium Estoril Open 2015)以来となる、自身2度目の決勝進出を目指していた。(c)AFP