【10月3日 AFP】米西部オレゴン(Oregon)州ローズバーグ(Roseburg)にあるアンプクア・コミュニティー・カレッジ(Umpqua Community College)で起きた銃乱射事件で、容疑者に立ち向かった退役軍人が英雄として称賛されている。男性は、5回撃たれたが、命に別状はないという。

 フィットネストレーナーを目指して同大学で学んでいたクリス・ミンツ(Chris Mintz)さん(30)は、銃を乱射したとされるクリストファー・ハーパー・マーサー(Christopher Harper Mercer)容疑者に5回撃たれた。

 家族によれば、ミンツさんは1日、銃撃が始まると、マーサー容疑者が教室に入ってくるのを防ぐために教室の扉に体当たりしたという。

 しかし、同容疑者は強引に教室に入り、ミンツさんの、今日は息子の6回目の誕生日だから助けてほしいとの命乞いを無視して、数回撃ったという。

「クリスは3回撃たれました。床に倒れ、容疑者を見上げ、今日は息子の誕生日なんだと言うと、さらに2回撃たれたそうです」と、ミンツさんのおばは、CNN系列のFox 8に語っている。

 ミンツさんのおばによれば、ミンツさんは背中と腹部、左手、両脚を撃たれているが、回復する見込みだという。(c)AFP