【10月1日 AFP】(写真追加)中国南部の広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)で9月30日に計15個の小包爆弾が爆発した事件で、同国の国営メディアは、死者が7人となったと伝えた。

 同自治区柳州(Liuzhou)市柳城(Liucheng)県で国慶節(建国記念日)の前日に起きたこの連続爆発では、さらに51人が負傷。公安当局は、テロではない犯罪事件として捜査を進めていると発表し、容疑者として同県大埔(Dapu)に住む33歳の男を逮捕したことを明らかにしたが、犯行動機は現段階では公表されていない。

 地元紙・南国早報(Nanguo Morning News)が警察からの情報として伝えたところによると、爆発は柳城県内の刑務所、政府庁舎、鉄道駅、病院、ショッピングセンターなど、少なくとも13か所で起きた。現場からの写真には爆発で一部が倒壊した6階建てのビルや、ガラス片やがれきが散乱する道路の様子が捉えられている。(c)AFP/Julien GIRAULT