「優しくない」…難民が避ける国、フランス
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■フランス語での対応
難民申請の手続きにおける厄介なルールの1つは、住所を必要としていることだ。だが国を逃れてきた人たちに住所などあるはずがない。
フランスには、難民申請者6万人以上に対し、受け入れることのできる施設が3万人分しかない。つまり、多くは、友人や家族の家に身を寄せるか、路上での寝食を強いられることになる。
難民支援団体「Revivre」のSabreen Al-Rassace氏は、「だからシリア人たちは、フランスが難民を歓迎する国ではないとの自らの経験をフェイスブック(Facebook)などのSNSで共有する」と説明。Al-Rassace氏によると、ほとんどの難民は片言の英語しか話さないが、フランスの公的な文書はフランス語でしか書かれておらず、また役人たちにも英語で対応しようという努力はみられないという。
移民問題の専門家であるフランソア・ジェメン(Francois Gemenne)氏は、このことについてフランスはもっとよく考えるべきとし、「移民や難民を歓迎しない国だと思われるようになったということは、国の経済が良くなく、民主主義も健全ではなくなったことを意味する」と付け加えた。(c)AFP/Fran BLANDY