【9月29日 AFP】FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督が28日、最大8週間の戦線離脱とされているリオネル・メッシ(Lionel Messi)について、同選手の代わりは存在しないと語った。

 世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に4度輝いているメッシは、26日に行われたラス・パルマス(UD Las Palmas)戦で内側側副じん帯を負傷し、最低でも8試合の欠場が予想されている。

 メッシは28日、自身の公式フェイスブック(Facebook)に、「みなさんから頂いた応援メッセージに感謝している。サッカーを愛する人にとって、最もつらいのはピッチに立てないことだ。現在は復帰を目指し、回復に努めている」と投稿した。

 バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)と対戦する欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)を29日に控え、エンリケ監督は、「メッシのような選手は代わりが存在しない」との見解を示している。

「プレシーズンでメッシやネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、もしくはルイス・スアレス(Luis Suarez)が不在だったときも、われわれの戦い方と哲学は変わらなかった」

「たしかに世界最高の選手が不在であることは挑戦になるが、それはわれわれにとって刺激になるだろう」

 メッシはセビージャFC(Sevilla FC)、ラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)、SDエイバル(SD Eibar)、ヘタフェ(Getafe CF)、ビジャレアル(Villarreal CF)とのリーグ戦を欠場するとみられている。

 そしてチャンピオンズリーグでは、レバークーゼンとの試合だけではなく、BATEボリソフ(BATE Borisov)との2連戦も欠場が確実とされている。

 それでもエンリケ監督は、11月21日に敵地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」に、メッシが間に合うと考えている。

「レオは前日に検査を受け、状態が良いようにみえたし、元気そうだった。時間が彼の味方になってくれるだろう」

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