【9月29日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は28日、新国立競技場(New National Stadium Japan)の建設計画見直しを受け、日本側が新たに提出した2019年ラグビーW杯(Rugby World Cup 2019)の計画にゴーサインを出した。

 この結果、2019年大会の決勝は、2002年のサッカーW杯でも使用された横浜国際総合競技場(International Stadium Yokohama)で開催されることが決まった。開会式と開幕戦は、東京都調布市の東京スタジアム(Tokyo Stadium)で行われる。

 2020年の東京五輪に向けて整備されることになっていた新国立競技場だが、総工費が大幅に膨れ上がったことを受け、安倍晋三(Shinzo Abe)首相は7月、計画を白紙撤回することを発表した。

 2019年ラグビーW杯の招致レースで日本が勝利した背景には、新国立競技場の完成が見込まれていたこともあったため、この決定はワールドラグビーの不興を買うことになった。また、新国立競技場をめぐる問題では先週、下村博文(Hakubun Shimomura)文部科学相が引責辞任を申し出ている。

 2019年の代替開催について南アフリカと交渉を行っているのではないかという報道を一蹴したワールドラグビーのベルナール・ラパセ(Bernard Lapasset)会長は、日本の新たな計画に好印象を抱いているようだ。

「日本のラグビーにとっては、わくわくするような、初めての時間だろう。新たな計画には、日本やアジア地域、ラグビー界全体にとって最高のラグビーW杯を開催するためのビジョンや使命が反映されている」

 ワールドラグビーが日本でのW杯開催に踏み切ったのには、新市場の開拓という側面もある。ラグビー文化の根付いた強豪国以外で大会が開催されるのは、これが初めてで、組織委員会の嶋津昭(Akira Shimazu)事務総長も新たな開催計画に自信をみせた。

「新計画は成功のための素晴らしい青写真。2019年のラグビーW杯が、日本と世界のラグビーにとって特別な大会になることを確信している」

「開幕戦を味の素スタジアムで、決勝を日産スタジアムで開催するという選択は、大会に良い影響を与えるものだと思う」

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