ラトビア機の機長ら乗員数人、離陸前に飲酒で禁錮刑 ノルウェー
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【9月22日 AFP】ノルウェーの裁判所は21日、同国からギリシャに向けて離陸予定だった、ラトビア国営のエア・バルティック (airBaltic)の旅客機の乗員数人から、アルコール呼気検査で法定基準値を大幅に超えるアルコールが検出された問題で、ラトビア人機長に禁錮10か月の有罪判決を言い渡した。
エア・バルティックの旅客機は8月8日、乗客約100人を乗せて、ノルウェーのオスロ(Oslo)からギリシャのクレタ(Crete)島に向けて出発する予定だったが、ノルウェー警察が、匿名の電話による通報を受け、離陸直前に乗員を検査したころ、機長らの飲酒が発覚した。
副機長には8月すでに、基準値の約7倍のアルコールが検出されたとして、禁錮6か月の判決が言い渡されている。このほか、客室乗務員2人にも45~60日の禁錮刑が言い渡されている。
機長から検出されたアルコールの量は他の乗員たちよりは少なかったが、旅客機の運航責任者の立場にあるとして、最も重い刑が下されたかたちとなった。(c)AFP