【9月21日 AFP】2015年UCIロード世界選手権大会(2015 UCI Road World Championships)は20日、チームタイムトライアルが行われ、男子エリートはBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)が連覇を飾った。

 BMCは、ローハン・デニス(Rohan Dennis、オーストラリア)、シルバン・ディリエ(Silvan Dillier、スイス)、ステファン・クン(Stefan Kueng、スイス)、ダニエル・オス(Daniel Oss、イタリア)、そしてけがから復帰した米国のテイラー・フィニー(Taylor Phinney)が、38.6キロのコースで42分7秒97を記録し、2年連続のタイトルを獲得した。

 世界選手権の個人タイムトライアルで3連覇の経験を持つトニー・マルティン(Tony Martin、ドイツ)と、昨年大会(2014 UCI Road World Championships)のエリート男子ロードレースで優勝したミハウ・クフィアトコフスキー(Michal Kwiatkowski、ポーランド)を擁するエティックス・クイックステップ (Etixx-Quick Step)は、11秒35差の2位に終わり、モビスター・チーム(Movistar Team)は30秒11差の3位だった。

 デニスがチームをけん引したBMCは、10キロの地点で3秒75のリードを奪うと、20キロを18分58秒59で通過し、リードを12秒39に広げた。

 30キロ地点で、いったんはタイム差を半分に縮めたエティックス・クイックステップだが、最後の上りでBMCが優勝タイムをたたき出した。

 女子エリートでは、ベロシオ・スラム(Velocio-SRAM)がチームタイムトライアル4連覇を果たした。ベロシオ・スラムは、38.6キロを47分35秒72で走りきり、ボエルス・ドルマンス・サイクリングチーム(Boels Dolmans Cycling Team)に6秒66差をつけている。(c)AFP