【9月14日 AFP】第70回ブエルタ・ア・エスパーニャ(70th Vuelta a Espana)が閉幕した13日、スペインの警察は、先月のステージで盗まれたサイモン・ゲランス(Simon Gerrans、オーストラリア)の自転車が、わずか120ユーロ(約1万6000円)で売られているのが見つかったことを発表した。

 8月24日の第3ステージ(ミハスからマラガ)終了後に盗まれた問題のバイクは、1万2000ユーロ(約160万円)の価値があるとされており、「いくつもの前科がある」マラガ(Malaga)在住の男が、他の自転車1台と共に売ったという。

 警察が出した声明によれば、2人の警察官がマラガの街を捜索していたところ、リサイクルショップで「特徴的な」自転車があまりにも安価で売られていたことを不審に思い確認したという。

 問題の自転車は13日、オリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)の代表者に返却された。

 スペインの警察は、レースリーダーが着用する赤いジャージー(マイヨ・ロホ)を引き合いに出し、180万人のフォロワーを持つ公式ツイッター(Twitter)で、「オリカ・グリーンエッジのバイクを盗んだ犯人に、しま模様のジャージーを提供しましょう。最終ステージは刑務所ですよ」とおどけた。(c)AFP