【9月20日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は19日、キューバと米国への歴訪を開始した。最初の訪問地であるキューバの首都ハバナ(Havana)に到着した法王は、米・キューバ両国に始まったばかりの関係改善を進めるよう促した。

 ハバナのホセ・マルティ(Jose Marti)国際空港では、キューバのラウル・カストロ(Raul Castro)国家評議会議長が、アルゼンチン出身のフランシスコ法王を出迎えた。

 フランシスコ法王は聖職者の白い帽子をかぶっていたが、降機する際に風で帽子を飛ばされが、慌てる様子をほとんど見せず、花で歓迎してくれた子どもたちに祝福を与えた。その後、冷戦時代に対立していた米・キューバ両国の歴史的な国交回復を仲介した自身の役割を示しつつ、カストロ議長とバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に対し、関係改善への道のりでつまずかないよう求める意向を表明した。(c)AFP/Jean-Louis DE LA VAISSIERE