コービーとシャックが対談、レイカーズ時代の確執について言及
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【9月1日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)の元選手シャキール・オニール(Shaquille O'Neal)氏が、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)時代のチームメートで、不仲がささやかれていたコービー・ブライアント(Kobe Bryant)と対談し、長年にわたりささやかれていた確執について語った。
レイカーズがNBAファイナル3連覇を果たした2000年代初頭の黄金時代に、オニール氏とブライアントが緊張関係にあったことは、リーグにおいて周知の事実だった。
オニール氏がその後、2004年にマイアミ・ヒート(Miami Heat)へ移籍した一方で、ブライアントはレイカーズ一筋でプレーを続けているが、そのキャリアも終わりに近づいている。
31日に配信されたオニール氏がホストを務めるインターネットラジオ番組で、長時間の対談に臨んだ両者は、口論が世間に漏れてしまうことがたびたびあったことは残念だったとの見解を示している。
43歳のオニール氏は、ブライアントに対して、「みんなには俺が君を憎んでいないこと、そして君が俺を憎んでいないこと知ってもらいたい」と語った。
「われわれの間にあったのは、『仕事の確執』だった。自分もまだ若かったし、君もそうだった」
「だけど、当時を振り返ってみると、われわれは4度のNBAファイナルでタイトルを3回獲得した。なにもかもが間違っていたとは思わない」
「意見の相違はあったし、たびたび口論にもなった。だけど、それでお互いに闘志を燃やせたんだと思う」
一方、37歳のブライアントは、オニール氏とたびたび対立していたことについては内密にしておきたかったと述べている。
「自分としては、沈黙を守ることが一番重要だった。報道される必要はないし、内輪で留めておくことだ」
「われわれの議論が報じられることは、できれば避けたかった」
ブライアントはまた、21歳のときに年上で体格も上回るオニール氏と対立し、殴り合いのけんかに発展しそうになったことについて語っている。
当時を振り返ったブライアントは、「あのときは、自分を制御することができず、殴りかかる寸前までいったんだと思う。この男と取っ組み合いをしてやろうと躍起になっていたんだ」と述べた。
「帰宅して、こう思ったんだ。『おい、お前は本当の愚か者か、世界で最も勇敢な小僧だ』とね」
それに対してオニール氏も、自分に立ち向かってくるブライアントの度胸には逆に感心したことを明かし、「あの時は、『なんてことだ。この小僧は誰に対しても引き下がるつもりはないらしい』と悟ったよ」と語っている。(c)AFP