【8月31日 AFP】米大リーグ(MLB)、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)のジェイク・アリエッタ(Jake Arrieta)が30日、ロサンゼルス・ドジャース(Angeles Dodgers)戦で、今季6人目となるノーヒットノーランを達成した。試合はカブスが2-0で勝利した。

 29歳、身長193センチメートルの右腕は、9回にジャスティン・ターナー(Justin Turner)、ジミー・ロリンズ(Jimmy Rollins)、チェイス・アトリー(Chase Utley)から3者連続三振を奪い、ドジャースタジアム(Dodger Stadium)で快挙を成し遂げた。

 カブスからノーヒットノーランを達成した投手が生まれるのは、2008年にヒューストン・アストロズ(Houston Astros)戦でこの記録を達成したカルロス・ザンブラーノ(Carlos Zambrano)以来、7年ぶりとなる。

 116球を投げて12個の三振を奪ったアリエッタは、四球と失策で走者を2人出したものの珠玉の投球を披露した。勝利数でも両リーグを通じてトップとなっている。

 アリエッタは試合後、米スポーツ専門チャンネルESPNに対し、「僕はただピッチングをしてただけだよ。できるときはできるものだね。最後までやりきれた。最高の気分だ」と話した。

「多分、時間がたって落ち着いてきたら、もっと特別な気持ちになるんだと思う。でも良い気分だよ。長い道のりだった。これからも成長を続けて、上手くなって、チームに貢献して、そしてこのメンバーでポストシーズンに行けたらうれしい」

 メジャーでは今季、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のクリス・ヘストン(Chris Heston)、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のマックス・シャーザー(Max Scherzer)、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)のコール・ハメルズ(Cole Hamels)、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)の岩隈久志(Hisashi Iwakuma)、そしてアストロズのマイク・ファイアーズ(Mike Fiers)がノーヒットノーランを達成しており、アリエッタもその仲間入りを果たした。

 一方のドジャースは、21日にファイアーズにノーヒットノーランを許しており、それからわずか9日で再び対戦相手に偉業達成を許してしまった。(c)AFP