【8月25日 AFP】男子プロテニス協会(ATP)は24日、問題児のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)で対戦相手のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を中傷するような発言をしたことについて、出場停止と罰金処分を言い渡した。

 ATPは声明の中で、キリオスが「不快な態度」をみせたため、28日間の出場停止と2万5000ドル(約300万円)の罰金処分を科したと説明している。

 しかし、この処分には執行猶予があり、キリオスがこれから半年間ATPツアーで問題発言や問題行動による罰金を科されなければ、解除されるという。

 ATPは、「選手がこの条件を満たせば、処分は正式に撤回されます」としており、「もし条件が満たされなければ、不服申し立て手続きが終了した時点で、処分が執行されます」と述べている。

 キリオスは問題の試合中、ワウリンカとの交際が報じられている女子テニスのドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)が、他の選手とも関係を持っていると発言したことで世間を騒がせた。

 この暴言に対して、ATPから1万ドルの罰金を科されたキリオスは、声明を発表して自らの行動を謝罪しているが、同時に「瞬間的に熱くなって」やってしまったと弁解もしている。

 ATPの規則と処分を統括するゲール・デビッド・ブラッドショー(Gayle David Bradshaw)氏は、キリオスの行為が「言語道断で、われわれのスポーツに悪影響を与えた」とすると、「ニックは後悔しているはずだし、ここから学んでくれるのが一番良い。他選手とツアーを回る中では、自分の言動に責任を持たなければならないということだ」と語っている。

「これらの観点から、追加の処分を免れる手段を自分で『獲得』してほしいと考えている」

 ワウリンカは、ATPが「今度こそ厳重な処分を」下すべきだとコメントしており、正式な謝罪を受けていないとキリオスを批判していた。(c)AFP