【4月21日 AFP】女子テニス、BMWマレーシア・オープン(BMW Malaysian Open 2014)は20日、シングルス決勝が行われ、大会第7シードのドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)が5-7、7-5、7-6で第1シードのドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)を破り、優勝を果たした。

 17歳のヴェキッチは、雨天にも負けず世界ランク10位と格上のチブルコバを退け、2012年のタシケントオープン(Tashkent Open)と2013年のエイゴン・クラシック(AEGON Classic 2013)決勝で惜しくも逃した、キャリア初タイトルを獲得した。

 最年少の本戦出場者となったヴェキッチは、第3セットで5-1とリードを奪い、あとはサービスゲームをキープするだけだった。

 しかし、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)で準優勝に輝いたチブルコバは、クアラルンプール(Kuala Lumpur)の会場に訪れた観客を引きつけるように、ゲームカウントを5-5のタイに戻すまでの追い上げをみせた。

 ヴェキッチは、「厳しい試合で、彼女は本当にいいプレーをしていました。第3セットは私が5-1でリードしていたのに、彼女はものすごいプレーで追い上げてきました。ファンの支えが大きかったので、この勝利は彼らのものでもあります」と話した。

 これは、ヴェキッチにとってトップ10以内の選手を破る初めての試合にもなった。

 17歳9か月と23日で優勝を飾ったヴェキッチは、2006年に17歳8か月と12日でPTTバンコク・オープン(PTT Bangkok Open 2006)を制した米国のヴァニア・キング(Vania King)以来、8年ぶりに18歳以下でWTAタイトルを獲得した選手になった。(c)AFP