【8月22日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)の医療責任者を務めるジリ・ドボラク(Jiri Dvorak)氏は21日、選手の安全面と健康面に監督は口を出すべきではないとし、チェルシー(Chelsea)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督を批判した。

 モウリーニョ監督は前週、チームドクターのエヴァ・カルネイロ(Eva Carneiro)医師とフィジオセラピスト(理学療法士)のジョン・ファーン(Jon Fearn)氏に対し、ベンチ入り禁止処分を科した。

 スウォンジー・シティ(Swansea City)と2-2で引き分けた8日の試合終盤、カルネイロ医師とファーン氏はエデン・アザール(Eden Hazard)の治療を行い、GKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)を退場処分で欠いていたチェルシーは、一時的にピッチ上に9人しかいなくなったため、モウリーニョ監督は両者の行動に憤慨していた。

 これに対しドボラク氏は、モウリーニョ監督はプレー面に集中するべきであり、医療の問題に口出しすべきではないとの見解を示した。

 FIFAの週刊誌でドボラク氏は、「医療面、特に診断に関して監督は口を挟むことはできない」とコメントしている。

「医師独自の判断によるものであり、われわれFIFA側はこれをいつまでも是認していく」

「選手の健康に気を配るのがわれわれのプロとしての務めであり、倫理的義務だ。監督に介入を許せば、治療不足により、選手が健康面で深刻な状況に陥ってしまう可能性がある。そのときに責任を取るのは医師であり、監督ではない」

(c)AFP