【8月19日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2015)は18日、男子シングルス1回戦が行われ、問題行動で批判を浴びているニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は2-6、1-6で大会第12シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)に敗れ、大会から姿を消した。

 テニス界の「悪童」として名をはせているキリオスだが、わずか56分であっけなく初戦敗退に終わると、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2015)開幕まで2週間を切った今、準備不足は否めない状況に立たされている。

 この日、4本のサービスエースを記録したキリオスだが、7度のダブルフォールトを犯し、4度のブレークを許すと、経験値の高いガスケに試合の主導権を渡した。

 ガスケは、世界ランク37位のキリオスとの対戦成績を4勝1敗としており、次戦では再びオーストラリア勢の若手タナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)と戦うことになる。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)の4回戦でガスケと対戦し、わざと負けたのではないかという疑いをかけられていたキリオスは、先週のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)で全仏オープンテニス(French Open 2015)覇者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を中傷するような発言をしたことで、再び批判を浴びている。(c)AFP