【8月19日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は18日、ウクライナから昨年一方的に編入したクリミア(Crimea)半島のセバストポリ(Sevastopol)沖の黒海(Black Sea)で自ら潜水艇に乗り込み、おなじみの「タフガイ」なイメージを演出した。

 カーキー色のパンツスーツを着込んだ大統領は、ガラス張りの潜水艇で操縦士の横に座り、水深83メートルまで潜水。今年ロシアのダイバーが発見した、10世紀ごろの陶器を多数積載した東ローマ帝国時代の沈没船を視察した。

 プーチン氏は潜水後、テレビ中継する報道陣に対し「83メートルというのはかなりの深さだ」「これ(沈没船)はバラクラバ(Balaclava)の湾を通って民間物資を運んでいたガレオン船だ」などと語った。

 プーチン氏は大統領、首相合わせてこれまで約15年の在任期間中に、飛行機でツルと一緒に飛んだり、上半身裸で乗馬を楽しんだり、絶滅の恐れがあるトラを麻酔銃で仕留めるなど、人目を引く演出を繰り返している。(c)AFP/Max DELANY