【7月30日 AFP】ロシア大統領府が先週、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(60)が休暇で訪れたシベリア(Siberia)で重さ21キロとされるカワカマスを釣り上げた写真を発表した件で、プーチン氏に批判的なブロガーらは29日、カワカマスの重量が誇張されていると皮肉を込めて反発した。

 大統領が釣り上げた大魚を持ち上げる写真は、同大統領の「自然を愛するタフガイ」ぶりをアピールする狙いだったとみられるが、有名な反プーチン派のブロガーやジャーナリストたちは、このカワカマスの重さが大げさに伝えられていると主張した。

 ブロガーで作家のAlfred Kokh氏はカワカマスの体長や胴回り、体積を計算した結果、「10~11キロ」ぐらいしかないはずだと書いた。さらにジャーナリストのOleg Kashin氏は、あの大きさの魚が21キロもしたら、「重すぎて泳げず、湖の底に沈んでいるだろう。花こう岩でできたカワカマスなのかも」とツイートした。

 ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は、こうした反応を一蹴。「夏でみんな他にやることがないのだろう。私は計量するところをこの目で見て、20キロ以上だったと確認している」と、露ラジオ局Russian News Serviceに語った。(c)AFP/Stuart WILLIAMS