ボコ・ハラム襲撃で150人死亡か 川に逃れ水死も、ナイジェリア
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【8月19日 AFP】ナイジェリア北東部ヨベ(Yobe)州の辺地にある村を先週、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の武装集団が襲撃し、逃げようとした村民らが川で溺れたり銃で撃たれたりして150人が死亡した恐れがあることが18日、地元住民らの話により明らかになった。
襲撃は、州都ダマツル(Damaturu)から約50キロ離れたククワガリ(Kukuwa-Gari)村で13日に発生。数十人の戦闘員らがバイクや車で村に乗り付けて発砲を始め、おびえた住民らは散り散りに逃げ出した。
AFPの取材に応じたある村民は、「(武装集団は)すぐに発砲を開始し、住民らは逃げ出さざるを得なかった。多数が射殺された。逃れようとして降雨で水位が上がっていた川に飛び込んだ人もいて、悲しいことに多くの人が水死した」「最新情報によると、今回の襲撃で(射殺または)溺れて亡くなった人は150人になった。溺れた村人を助けようとした漁師も意図的に殺された」と語った。溺れた人々の遺体の多くが、襲撃現場から数キロ川下の住民らによって収容されたという。
また、別の住民もこの死者数を確認し、「住民の大半、特に女性や子どもは、混乱状態で川に向かって走った」「発砲を続ける武装集団に追いかけられていた。逃げようと必死で、縁まで水がいっぱいの川に飛び込んだ」と語った。
襲撃の発覚に時間がかかったのは、2009年に武装闘争を開始したボコ・ハラムが、同村周辺の通信設備を破壊していたため。地元当局者も襲撃があったことを認めているが、死者数は住民らの証言より大幅に少ない50人前後だとしている。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR