【8月17日 AFP】中国・天津(Tianjin)で発生した大規模な爆発事故で、現場では17日も救急隊員らが懸命に数百トンのシアン化物の除去作業に当たっている。爆発現場の中心にあった倉庫には許可された量の30倍近いシアン化物が保管されていたとの情報があるという。12日深夜に発生した爆発による死者は、これまでに114人に達した。

 記者会見した何樹山(He Shusheng)天津副市長は、現場倉庫に約700トンのシアン化ナトリウムが保管されていたと語った。

 新京報(Beijing News)が倉庫の保管計画書を確認したところ、保管が認められていたシアン化物の量は24トンだったという。

 当局は、現場から最も近い水質検査ポイントで16日に検出されたシアン化物は基準の27.4倍だったことを明らかにした。その具体的な量には触れなかったが、検査ポイントは封鎖された地域の外ではないという。(c)AFP