【8月17日 AFP】インドネシア東部のパプア(Papua)州で16日午後、乗客乗員54人を乗せた旅客機が消息を絶った。当局によると、険しい山岳地帯で同機のものとみられる残骸が地元住民によって発見され、救助隊が現場に派遣された。

 捜索救難当局によると、この旅客機はインドネシアのトリガナ航空(Trigana Air)が運航していたATR42-300ターボプロップ双発機。子ども5人を含む乗客49人、乗員5人を乗せ、パプア州の州都ジャヤプラ(Jayapura)を発ち、同州南部の山岳地帯にあるオクシビル(Oksibil)までの約45分間のフライトを開始したが、着陸予定時刻の約10分前の16日午後3時(日本時間同)ごろ、降下開始の許可を求めた直後に航空管制との連絡が途絶えた。

 当局は当初、Okbape地区の住民から航空機墜落の目撃情報が寄せられたと発表。運輸省はその後の発表で、山中に墜落した航空機の残骸が村人によって発見されたとの情報があり、真偽の確認を進めていることを明らかにした。生存者の有無についての情報は今のところない。(c)AFP/Levi Cunding