【8月12日 Relaxnews】著名な建築家が設計した別荘で、夏の休暇を過ごしてみたいという夢は誰もが抱いたことがあるだろう。そんな夢を実際に思う存分味わうべく、米国で最も有名な建築家、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)が、米ペンシルベニア(Pennsylvania)州を流れるベアラン(Bear Run)川に建設した独創的な建築物「落水荘(Fallingwater)」を紹介しよう。

 落水荘の発注者である実業家のエドガー・カウフマン(Edgar Kaufmann)一家は、ライトが滝のほとりに別荘を建てるのではなく、滝を覆うつくりの別荘を建てようとしたのを知って、さぞかし驚いたに違いない。ライトが思い描いたのは、カウフマン一家が滝とともに暮らし、滝が生活の一部になることだった。

 滝の上を覆うかたちで建設された落水荘は、1938年1月に米誌タイム(Time)の表紙を飾った。

 落水荘の床面積は、本館の屋内部分が268平方メートル、テラス部分が227平方メートルの計495平方メートルで、来客用の宿泊棟は157平方メートルとなっている。

 また、周囲の自然との統一感が生まれるよう、ライトは建物の配色を2色に限定し、コンクリート部分にはライト・オークルを、鉄部には彼の代名詞ともいえるチェロキー・レッドを用いた。

 今日では歴史的建造物となった落水荘には、1964年の一般公開以来、450万人近い観光客が訪れている。(c)Relaxnews/AFPBB News