【8月9日 AFP】イングランド・フットボールリーグ1(3部)の試合で8日、意図しない得点を挙げたドンカスター・ローヴァーズ(Doncaster Rovers)が、対戦相手のベリーFC(Bury Football Club)に同点ゴールを与える場面があった。

 後半ロスタイムに負傷者が出たため、ベリーのGKクリスチャン・ウォルトン(Christian Walton)は、タッチラインの外にボールを出した。

 試合再開のスローインを受けたドンカスターのハリー・フォレスター(Harry Forrester)は、ボールを返すために大きく蹴り出したが、ボールはウォルトンの頭上を越えて無人のゴールマウスに吸い込まれた。

 試合はこの時点で終了直前だったが、ドンカスターのポール・ディコフ(Paul Dickov)監督は、キックオフ後にベリーのレオン・クラーク(Leon Clarke)に得点させるため、選手に守備を放棄するよう指示を与えた。

 ディコフ監督は試合後、「彼らに同点ゴールを与えることに迷いはなかった。その状況でわれわれが勝ち点3を獲得することは不適切だったからだ」と語っている。

 一方、ベリーのデイビット・フリットクロフト(David Flitcroft)監督は、敵将を賞賛している。

「ポール・ディコフに最大限の敬意を払いたい。彼は最初、ファウルスローにするように審判にはたらきかけたが、その後、リスタートからわれわれに得点させた」

「ポールは今日、そのスポーツマンシップによって、フットボールを正しい方向に導いた。モラルがなければ試合は本質を失ってしまう」

(c)AFP