【8月2日 AFP】ドイツ・スーパーカップ(DFL Super Cup 2015)は1日、ボルフスブルク(Wolfsburg)で行われ、1-1で迎えたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)とのPK戦を5-4で制したVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)が、クラブ史上初となるスーパーカップのタイトルを獲得した。

 2012年を最後に、過去2シーズンはボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)にスーパーカップを譲っていたバイエルンは、後半にアリエン・ロッベン(Arjen Robben)の得点で先制し、そのまま勝利を収めるかにみえた。

 しかし、ボルフスブルクも試合終了間際の後半44分、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)の絶妙な折り返しに途中出場のニクラス・ベントナー(Nicklas Bendtner)が合わせ、土壇場で同点に追いつくと、そのままPK戦も制した。

 試合は昨季のリーグ戦を2位で終えたボルフスブルクの本拠地で行われた。バイエルンはこの場所で行われた前回の対戦で1-4の大敗を喫しているが、戦前の予想ではジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の率いるバイエルンがわずかに優勢とみられていた。

 新シーズン開幕を控えた一戦は、前シーズンのリーグ王者とカップ戦王者の対戦ということもあり、両チームともに前半から質の高さを示し、鋭いパスや流れるような連携がいくつかみられた。

 前半32分にはボルフスブルクに先制のチャンスが訪れ、イバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)のクロスがバイエルンDFの間をすり抜けて枠へ飛んだが、守護神のマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)がぎりぎりではじき出した。

 それでも、キックオフ直後から得意のポゼッションサッカーで主導権を握っていたバイエルンは、後半4分に試合の均衡を打破した。

 今夏にシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)から3000万ユーロ(約41億円)で加入して以降、存在感をみせているドウグラス・コスタ(Douglas Costa)がゴール前に速い折り返しを入れると、GKコーエン・カスティールス(Koen Casteels)がこれをキャッチし切れず、最後はこぼれ球をロッベンが蹴り込んだ。

 試合はこのままバイエルンが勝利するかにみえたが、試合終了1分前、昨季28アシストを記録したデ・ブルイネの折り返しを、昨季リーグ戦出場18試合で1得点に終わったベントナーがニアに走り込んでシュートを決め、ボルフスブルクが同点に追いついた。

 その後、延長戦は行われず、そのままPK戦に突入すると、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)のキックがカスティールスに足で止められたバイエルンに対し、ボルフスブルクは5人全員が成功。最後は同点ゴールのベントナーが決勝のPKを決め、今季最初のタイトルを獲得した。

 敗れたバイエルンは、これでドイツ・スーパーカップ3連敗となった。グアルディオラ監督がバイエルンで手にしていない国内のタイトルは、このスーパーカップだけとなっている。

 この試合ではまた、バイエルンの名選手フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)氏の息子で、前日1日に病気のため46歳でこの世を去ったシュテファン・ベッケンバウアー(Stefan Beckenbauer)氏を悼み、両チームの選手が喪章をつけてプレーした。(c)AFP