【7月29日 AFP】インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は28日、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は2-2で迎えたFCバルセロナ(FC Barcelona)とのPK戦を4-2で制し、試合に勝利した。

 試合はチェルシーが序盤にエデン・アザール(Eden Hazard)のゴールで先制したものの、バルセロナも後半にルイス・スアレス(Luis Suarez)とサンドロ・ラミレス(Sandro Ramirez Castillo)がネットを揺らして逆転。しかし、チェルシーも後半40分にギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)のゴールで同点に追いついた。

 そして迎えたPK戦も、チェルシーがティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)のPKストップなどで制し、プレミアリーグ王者と欧州王者の対決は、チェルシーに軍配が上がった。

 両チームは現在、連覇に向けた準備段階にあり、この試合では、米国ツアーの締めくくりとして、トップレベルのチームを相手に選手の見極めや、組み合わせのテストを行うことに主眼を置いていた。

 それでも、チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、いい形で米国に別れを告げたいと望んでいた。そして両チームは、NFLのワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)のホームスタジアムに集まった7万8914人のファンの前で、期待を裏切らないプレーを披露した。

 最初から全開のプレーを見せたのはアザールだった。前半10分、ドリブルでマーカー3人を抜き去ったアザールは、中央やや左からペナルティーエリア内に侵入し、コースを狙ったシュートでニアサイドを破った。

 しかしバルセロナも後半7分、スアレスが美しいゴールで同点に持ち込んだ。クルトワらを引きつけて放ったループシュートは、クル・ズマ(Kurt Zouma)がライン上で必死に蹴り出したかに見えたが、その直前にゴールラインを割っていた。

 さらにバルセロナは同21分、サンドロ・ラミレスのカーブをかけたシュートがファーサイドに決まり、逆転に成功した。

 それでも、チェルシーは試合終了5分前に同点に持ち込んだ。ウィリアン(Willian Borges da Silva)のFKから、ボールがバルセロナの選手に当たって高く跳ね上がると、交代で入っていた相手GKのジョルディ・マシップ(Jordi Masip)がパンチングに跳び出してくるなかで、ケイヒルが先に頭で無人のゴールに押し込んだ。

 ところが、ケイヒルはこのプレーで、マシップのパンチを顔面で受けるような形になり、結局プレー続行は不可能となっている。

 その後は均衡が破れず、両チーム2-2で90分を終えると、迎えたPK戦、バルセロナは2人目のアレン・ハリロヴィッチ(Alen Halilovic)がクロスバーに当て、チェルシーに先行される展開となった。

 さらにチェルシーは、バルセロナ3人目のジェラール・ピケ(Gerard Pique)のキックを守護神のクルトワがストップ。その後はラミレス(Ramires Santos do Nascimento)とロイク・レミ(Loic Remy)がきっちり成功して勝利をつかんだ。

 チェルシーはこの後、29日早くに米国を発ち、英ロンドン(London)へ戻る。(c)AFP