【7月27日 AFP】2015年の野球殿堂(Baseball Hall of Fame)入り表彰式典が26日、米ニューヨーク(New York)州クーパーズタウン(Cooperstown)で行われ、ランディ・ジョンソン(Randy Johnson)氏、ペドロ・マルティネス(Pedro Martinez)氏、ジョン・スモルツ(John Smoltz)氏の3投手と、強打者のクレイグ・ ビジオ(Craig Biggio)氏が表彰を受けた。

 最多の得票を集めたのは、サイ・ヤング賞(Cy Young Award)獲得5度、キャリア通算303勝を誇るジョンソン氏。同氏は左腕投手としては史上最多、右腕を合わせてもノーラン・ライアン(Nolan Ryan)氏の5714個に次ぐ、通算4875奪三振を記録している。

 1年に4人の選手が殿堂入りを果たすのは1955年以来となり、3投手が一度に殿堂入りするのはこれが史上初となる。

「ビッグ・ユニット(The Big Unit)」の愛称で知られるジョンソン氏は、22年間の現役生活でモントリオール・エクスポズ(Montreal Expos)、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)に所属。1997年、2001年、そして2002年には20勝以上を達成し、ダイヤモンドバックス時代の2001年には、ヤンキースとのワールドシリーズを制してシリーズ最優秀選手に選出された。

 また、ダイヤモンドバックス時代の2004年には、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)戦で完全試合も達成している。

 ジョンソン氏は、「私が殿堂に選出されることになった理由はすべて過去のものになった。速球も投げられなくなり、マレット(後ろ髪だけ長い髪形)でもなくなった。しかめっ面もずいぶんとしていない。野球殿堂入りができて光栄だ」とコメントした。

 マルティネス氏は、ドミニカ共和国出身の選手としては、1983年のフアン・マリシャル(Juan Marichal)氏以来となる殿堂入りを果たした。

 ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)、エクスポズ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)を渡り歩いたマルティネス氏は、18年間の現役生活で219勝100敗、防御率2.93の成績を残した。

 マルティネス氏は1999年と2002年に20勝以上を挙げ、1997年と20勝以上した両年にサイ・ヤング賞を獲得。特に1999年シーズンは23勝、防御率2.07、313奪三振でア・リーグの投手三冠を達成した。また、2004年にはレッドソックスのワールドシリーズ制覇にも貢献している。

 米国人右腕のスモルツ氏は、ブレーブス、レッドソックス、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)で過ごした21年の現役生活で、先発としてもクローザーとしても活躍し、213勝155敗154セーブ、防御率3.33をマークしている。史上16位となる3084三振を奪い、1996年のサイ・ヤング賞を獲得。1995年にブレーブスでワールドシリーズのタイトルを手にした。

 複数のポジションをこなしたビジオ氏は、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)で20シーズンを過ごし3060安打を放った。3000安打打者の殿堂入りは史上26人目となっている。

 ビジオ氏は、「自分にすべてを与えてくれた、野球の全部に感謝したい。家族、友人、尊敬の思い、そして人生の中でも大切な思い出を与えてくれた」と語っている。(c)AFP