【7月22日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)ヘブロン(Hebron)の病院で21日、「悪魔払い」の一環として激しく殴打され入院していた男性(19)が死亡した。地元医療関係者や警察筋が明らかにした。

 地元警察筋によると、精神的な問題を抱えていた男性は、家族が招いた男女2人の「治療師」によって、邪悪な「霊」を追い出すためとして殴打された。警察と医療関係者によると、男性は重傷を負い、搬送されたヘブロンの病院で死亡した。

 事件に関連し、「悪魔払い」を行った男女と、男性の父親、きょうだいが逮捕された。(c)AFP