■豪はヒューイットが勝利

 オーストラリアでは、今回で40度目のデビスカップ出場を迎えた34歳のレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)が、7-6、6-2、6-3でカザフスタンのアレクサンドル・ネドビエソフ(Aleksandr Nedovyesov)に勝利し、3勝2敗でチームを準決勝進出に導いた。

 28回の大会制覇を誇るオーストラリアが2連敗から逆転したのは、実に76年ぶりの出来事となった。

 デビスカップのシングルスで通算42勝目を挙げたヒューイットは、「絶体絶命の状況が大好きだ。初日を終えて、僕らはそんな感じだった」とすると、「僕らは2連敗を喫しても慌てなかった。1つの目標に向かって協力したんだ」と語った。

 第4試合のシングルスでは、サム・グロス(Sam Groth)が6-3、7-6、4-6、7-6でミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin)を退け、オーストラリアの望みをつないでいた。

 初日のシングルスでは、若手のタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)とニック・キリオス(Nick Kyrgios)が相次いで敗れ、後がなくなったオーストラリアだが、2日目のダブルスでヒューイット/グロス組が敗退を免れると、最終日に希望をつないでいた。(c)AFP/Dave JAMES