【7月19日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝で使用され、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)が4試合の出場停止を言い渡されるなど、一連の「デフレートゲート(deflategate)」スキャンダルの発端となったボールに対し、18日に行われたオークションで4万3740ドル(約543万円)の値がついた。

 オークション会社「Lelands.com」は、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)がインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)に勝利し、第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)への切符を手に入れたAFC決勝で使用されたボールを売りに出した。

 同品は、ペイトリオッツのルギャレット・ブラント(LeGarrette Blount)がタッチダウンを決めた後、第3クオーターにブランドン・ラフェル(Brandon LaFell)からボールをもらったというファンによって出品された。

 Lelands社は「不名誉と語り継がれるボール」と題してこのアイテムを出品したが、リーグの基準を下回る空気圧だったというこのボールが、ハーフタイムの間に審判によって正しい空気圧のものに差し替えられるまで、どれくらいの時間使用されたのかは定かではない。

 このスキャンダルは、2月にペイトリオッツがスーパーボウルを制するまでチームにつきまとい、テッド・ウェルズ(Ted Wells)捜査官による調査報告書では、ブレイディが「不正を少なくとも大筋で認識していた」ことは「おそらく間違いない」と結論づけられている。

 調査結果を受けたNFLは、ペイトリオッツに対して罰金処分を言い渡した上に、ドラフト指名権2つを剥奪した。

 ブレイディは、4試合の出場停止処分について異議を申し立てており、直近の報道によれば、NFLのロジャー・グッデル(Roger Goodell)コミッショナーが処分を撤回しない場合、ブレイディとNFL選手会(NFLPA)は法廷闘争も辞さない覚悟だという。(c)AFP