【7月18日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)北方のカーンバニサード(Khan Bani Saad)で17日、自動車爆弾を使った自爆攻撃があり、少なくとも35人が死亡した。イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」が犯行声明を出した。当局が発表した。

 カーンバニサードは主にイスラム教シーア派(Shiite)が居住する町で、自爆攻撃は、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」明けの祝祭「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」の前日、祝祭用の食料などを買い求める人たちでにぎわう同市の市場付近で発生した。

 カーンバニサードが位置するディヤラ(Diyala)州議会のモハメッド・ジャワドハマダニ(Mohammed Jawad al-Hamadani)議員は、「35人が死亡し、70人以上が負傷した」と話した。犠牲者には多くの女性と子どもが含まれているという。

 ISはネット上で自動車爆弾による自爆攻撃の犯行声明を出し、「われわれの兄弟、アブ・ルガイヤ・アンサリ(Abu Ruqayya al-Ansari)が、約3トンの爆発物を積んだ車両でラフィダ(Rafidha)民兵の集会を攻撃した」と述べた。ラフィダとはISがシーア派イスラム教徒を軽蔑的に呼ぶ名称。

 ディヤラ州の大半は昨年6月、ISの巧みな奇襲攻撃により制圧されたが、イラク政府は今年1月、ISから同州を「解放した」と発表した。ISは現在、同州内に拠点を持たないが、自動車爆弾や自爆攻撃など、以前の戦術を再び展開している。(c)AFP