【7月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は14日、リバプール(Liverpool FC)からイングランド人史上最高額でラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)を獲得し、5年契約を結んだと発表した。

 移籍金が最大で4900万ポンド(約94億円)とされている20歳のスターリングは、メディカルチェックを経て正式にシティの一員になる。

 スターリングはシティの公式ウェブサイトで、「いい気分だ。僕と僕の家族にとってとてもハッピーな瞬間さ」とコメントしている。

「すべてがうまくいってうれしい。練習場に行くのが待ち遠しいよ」 

「最も興奮しているのは、ワールドクラスの陣容がそろっていることだ。チームには毎年タイトルを勝ち取る力がある」

 スターリングは、タイ、オーストラリア、マレーシアを回るリバプールのアジアツアーに帯同しておらず、先週末には移籍が決定的と報じられていた。

 シティのマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督は、大型契約を結んだスターリングについて、「世界最高のアタッカーの一人」と評価している。

「彼は並外れた才能を持つ若手選手だ。マンチェスター・シティのファンは、彼のプレーを目の当たりにし、大いに興奮することを確信している」

 シティはまた、公式サイトに掲載された声明の中で、「マンチェスター・シティは、ラヒーム・スターリングが5年契約でクラブに加入したことを発表できうれしく思う」とコメントしている。

「スターリングの移籍金はイングランド人最高記録であり、クラブ史上最高額でもある」

 ジャマイカ生まれ英ロンドン(London)育ちのスターリングは、ニューカッスル(Newcastle United)から3500万ポンドでリバプールに移籍しながらも、金額に見合う活躍ができずに終わったアンディ・キャロル(Andy Carroll)を上回り、イングランド人史上最高額の選手となった。

 スターリングはまた、英国人選手としてはギャレス・ベイル(Gareth Bale)に次いで2番目に高額な移籍を果たしており、新背番号は7に決定した。

 これにより、リバプールとの契約を2017年まで残していたスターリングの移籍騒動は幕を下ろした。

 週給10万ポンド(約1800万円)の契約延長オファーをスターリングに拒絶されたリバプールは、シティによる3度目のオファーを最終的に受け入れた。

 スターリングは2010年2月に、移籍金60万ポンドでクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)からリバプールに加入した。

 QPRはこの契約で、スターリングがリバプールからほかのクラブに移籍した場合、移籍金の20パーセントを受け取ることができる条項を付けている。

 スターリングの移籍は、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の財務規定違反があったとしてシティに科されていた制裁を、欧州サッカー連盟(UEFA)が解除したことにより実現した。

 スターリングは、24時間以内にオーストラリアでツアーを行うシティのチームメートと合流する予定となっている。

 一方、リバプールも公式ウェブサイトでスターリングの移籍を発表している。(c)AFP