【7月14日 AFP】テニスのウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)を制したノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が12日、優勝を祝う恒例の夕食会に出席し、英ポップグループ「ビージーズ(The Bee Gees)」のヒット曲「恋のナイトフィーバー(Night Fever)」に乗せて一緒にダンスを披露した。

 ウィンブルドンのセンターコートでタイトルを獲得したばかりのジョコビッチとセレーナは、英ロンドン(London)のギルドホール(Guildhall)で開催された祝賀パーティーで、1976年にビョルン・ボルグ(Bjorn Borg、スウェーデン)氏とクリス・エバート(Chris Evert、米国)氏が披露して以来となる伝統のダンスを復活させ、再びスポットライトを浴びた。

 しかし、大会通算3度の優勝を誇るジョコビッチが「洗練されたワルツ」を希望したのに対し、思い通りの選曲をしたのは自身6度目のウィンブルドン女王に輝いたセレーナだった。

 11日に行われた女子シングルス決勝で、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を下したセレーナは、1970年代のディスコで流行した名曲を選び、12日にロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を4セットで破ったジョコビッチと一緒に最高のダンスをお披露目した。

 ジョコビッチは、「練習は一切してない。僕がオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)のフィリップ・ブルック(Philip Brook)理事長とセレーナにアイデアを提案し、幸運にも了承してもらえたんだ」と明かしている。

「セレーナは素晴らしい踊り手だから、すごく楽しかったよ」

「僕が考えていたのはワルツとか、もっと場の雰囲気や、この素晴らしいホールに溶け込むような洗練されたものだったんだ」

「でも、セレーナがもっと動きのあるものを望んだので、ほかの選択肢を考えることにした」

「それで、『恋のナイトフィーバー』になったのさ。この曲は乗りが良くて、ダンスが具体的に思い描けるからね」

(c)AFP/Steven GRIFFITHS