【7月13日 AFP】ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)の男子シングルス決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破り、自身3度目の大会制覇を果たしたノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が12日、好調の秘訣は「結婚したことだ」と明かした。

 ジョコビッチは2度目のウィンブルドン制覇を達成してから1週間後の2014年7月12日、長年の恋人だったエレナ・リスティッチ(Jelena Ristic)さんと結婚式を挙げた。

 ジョコビッチはその後、9つのタイトルを獲得し、敗戦はわずか7試合しかない。

 そして結婚1周年の記念日となったこの日、ジョコビッチは3度目のウィンブルドン優勝を飾り、グランドスラム(四大大会)通算9勝目を挙げている。

 フェデラーに7-6、6-7、6-4、6-3で勝利したジョコビッチは、「1年前、僕はこのトロフィーを獲得した。そしてちょうどこの日、僕らは結婚し、一緒に新生活をスタートさせた」と語っている。

「それからの人生は本当に素晴らしくて、今はできる限りエンジョイしようと思っている」

 挙式から3か月後には、第1子のステファン(Stefan)君が誕生した。ジョコビッチは、「(子どもの誕生は)僕たちに愛の素晴らしさを違う視点からみせてくれて、エネルギーを与えてくれた。おかげで家族の絆はより一層強まった」と述べている。

「勝っても負けても、彼女がいつもそこにいてくれる。家族がずっとそばにいるんだ」

「家に帰れば、僕はもうテニス選手じゃない。父親で、夫だ。それが絶妙なバランスを作り出していて、その影響でプレーが良くなっているんだと思う」

「結婚し、父親になって以来、僕はほとんど負けてない。いろんな大会で優勝した。すべての選手に伝えたいよ。結婚して、子どもを作ろうってね」

(c)AFP