■ここ数年は苦しい状況も

 カシージャスは、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督がチームを率いた2012-13シーズンに、ロッカールームの内情をメディアに暴露したとして、指揮官から「もぐら」と非難され、レギュラーはく奪を味わった。

 しかし、モウリーニョ監督がイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に去ったあとは再び出場機会も増え、2014年には自身3度目となるチャンピオンズリーグ制覇を果たしている。

 また2010年には、W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)でスペイン代表を同国史上初のW杯制覇に導き、トロフィーを掲げるカシージャスの写真が世界中の新聞で1面を飾った。

 ところが2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)では、オランダに大敗するなどしてグループリーグ敗退に終わり、今度はがっくりと膝をつくカシージャスの姿が大きく取り上げられた。

 カシージャスは2017年までクラブとの契約を残しており、ここ数か月もサンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)でキャリアを終えたいと繰り返していた。

 それでも、最終的にはこうして移籍が決まった。カシージャスはこの日の会見に1人で登壇し、クラブの幹部は誰も姿を見せなかった。

 レアルは現在、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属する24歳のスペイン代表GKダビド・デ・ヘア(David de Gea)の獲得に動いていると報じられている。

 レアルは昨季、FCバルセロナ(FC Barcelona)にリーグ戦とチャンピオンズリーグのタイトルを譲っており、来季はそこからの巻き返しを目指している。

 一方、ポルトはレアルとスペイン代表でGKを務めたロペテギ監督がチームを率いており、2014-15シーズンの国内リーグ戦はベンフィカ(Benfica)に次ぐ2位で終え、来季のチャンピオンズリーグにも出場する。

 ロペテギ監督は、すでに6人のスペイン出身選手をチームに加えており、助監督もスペイン人で固めている。(c)AFP