【7月8日 AFP】スペインのスポーツ紙「マルカ(Marca)」は7日、レアル・マドリード(Real Madrid)に所属するイケル・カシージャス(Iker Casillas)の代理人が、ポルトガル1部リーグのFCポルト(FC Porto)からオファーを提示されたことを明かしたと報じている。

 マルカ紙によると、カシージャスの代理人を務めるカルロ・クトロピア(Carlo Cutropia)氏が、「FCポルトからオファーを受け取り、カシージャスは興奮していた。現在はレアル側がなんと言ってくるのか静観しているところだ」と語ったと伝えている。

 報道によると、レアルは現在、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の守護神ダビド・デ・ヘア(David de Gea)獲得に動いている。そして、これから起こりうる論争を避けるために、レアル側はカシージャスの退団を望んでいるとされている。

 34歳のカシージャスは、レアルとの契約を2年残しているが、マルカ紙によると、カシージャスとFCポルトが2年契約を結ぶことになれば、レアルは同選手との契約を解除し、フリーエージェントでの退団を認めるとされている。

 FCポルトは現在、現役時代にレアルでプレーした経歴を持ち、スペイン代表GKとしても活躍したフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督が指揮を執っている。

 そしてFCポルトは、昨季の国内リーグをベンフィカ(Benfica)に次ぐ2位で終え、今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)出場権を獲得している。

 ロペテギ監督が率いるチームには、すでに6人のスペイン出身選手が所属しており、アシスタントコーチもスペイン出身となっている。(c)AFP