【7月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)は10日、ユベントス(Juventus)からイタリア代表のDFアンジェロ・オビンツェ・オグボンナ(Angelo Obinze Ogbonna)を移籍金1000万ポンド(約19億円)で獲得したと発表した。

 トリノ(Torino FC)のキャプテンを務めた選手では初めて同市のライバルであるユベントスに移籍した27歳のオグボンナは、ハマーズ(Hammers、ウェストハムの愛称)と4年契約を交わしている。

 ユベントスで2度のセリエA優勝とイタリア杯(Italian Cup)制覇を経験しているオグボンナは、イタリアが準優勝した2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)ではメンバー入りしたものの出場機会はなく、今季ユベントスが進んだ欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)決勝の舞台にも立っていない。

 昨季終了後にチームを指揮したサム・アラダイス(Sam Allardyce)氏との契約を満了したウェストハムは、元クロアチア代表指揮官のスラベン・ビリッチ(Slaven Bilic)監督を後任に据えている。

 オグボンナは、スペインU-21代表のMFペドロ・オビアング(Pedro Obiang)、フランス代表のディミトリ・ぺイェ(Dmitri Payet)、ダレン・ランドルフ(Darren Randolph)、スティーブン・ヘンドリー(Stephen Hendrie)に続き、新体制の下でウェストハムが獲得した5人目の選手となる。

 イタリア代表として10試合に出場しているオグボンナだが、6月にウェストハムのデビッド・ゴールド(David Gold)会長が、オビアング獲得の喜びを伝えるツイートで誤ってオグボンナの写真を使用する失態を犯し、話題を呼んでいた。(c)AFP