【7月11日 AFP】2015ツール・ド・フランス(2015 Tour de France)は10日、第7ステージ(リヴァロからフージェール、190.5キロメートル)が行われ、エティックス・クイックステップ(Etixx-Quick Step)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)が、同大会で通算26勝目の優勝を飾った。カヴェンディッシュは、ツールのステージ優勝数で単独3位に浮上している。

 ステージ優勝数では、エディ・メルクス(Eddy Merckx)氏の34勝が歴代最多となっており、大会を5度制しているベルナール・イノー(Bernard Hinault)氏が28勝で続いている。

 カヴェンディッシュは、最後の50メートルでロット・ソウダル(Lotto Soudal)のアンドレ・グライペル(Andre Greipel、ドイツ)をかわして、ようやくスプリント勝負を制した。

 グライペルが2度のスプリントを制していた今大会で、カヴェンディッシュはここまで3位と4位に甘んじてきたが、マン島ミサイル(Manx Missile)の異名を持つカヴェンディッシュは、最後にグライペルの脇を抜けてトップでゴールした。3位には、ティンコフ・サクソ(Tinkoff-Saxo)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が続いている。

 カヴェンディッシュは、「隙間があったから、そこに入り込んだ。グライペルは紳士だ。彼はあの隙間をふさぐことができたし、サガンにも可能だった」とライバルたちを評した。

 この結果、エティックス・クイックステップはステージ2連勝を飾り、大会では3度目の優勝を果たした。チームは、総合首位のマイヨ・ジョーヌをまといながら、鎖骨骨折の診断を受け大会棄権を余儀なくされたトニー・マルティン(Tony Martin、ドイツ)の分も、残りのメンバーで戦おうと全力を注いでいる。

 マルティンは、9日の第6ステージで落車後に骨折し、10日に独ハンブルク(Hamburg)の病院で手術を受けた。

 カヴェンディッシュは、「本当にうれしい。個人的に、勝利を1週間待ち望んでいた。エティックスとしてはツール・ド・フランス3勝目だ。チームは快進撃を見せていたから、あとは僕がスプリントで勝てるかどうかだった」とコメントしている。

 この日、マルティンに代わり総合首位に立ったスカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は、マルティンに敬意を表してイエロージャージーの着用を辞退すると、レースはマイヨ・ジョーヌが不在という異例の一日となった。

 ステージ3位に入ったサガンは、ボーナスタイムを獲得して総合2位に浮上したものの、第8ステージのゴール前2キロに広がる難しい上りでフルームをかわすのは至難の業だと話した。

「上りで彼(フルーム)を突き放さなければならないけど、ちょっとできる気がしないな」

 総合3位には、フルームと13秒差でBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のティジェイ・ヴァン・ガーデレン(Tejay Van Garderen、米国)がつけている。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN